Don’t think , Feel

essay07_MV エッセイ

誰かのつくった作品と、初めて向き合うとき。
本当に、それと向き合っているだろうか。

むかしは、何も考えないで、
ただ、感じていたはずだった。

大人になって、
頭のほうが、先に動くようになった気がする。
理解しようとする。
評価しようとする。
何かを感じるよりも前に、その距離を測ってしまう。

昔、DJをしていた。
初めて知らない曲に、出会ったとき。
自分と、その音。
それ以外には、何もなかった。

考えないで。
ただ、そこにいようとしていた。

それでも、
思考はすぐに、割り込んでくる。

この曲は使えるか。
この繋ぎはどうか。
どこで、盛り上がるか。

考え始めた時点で、
作品は、素材になる。
感動ではなく、ただの、処理になっていく。

これは、音楽だけの話ではない。
絵でも、
文章でも。

このタッチはどうか。
構図は。
色味は。

それは技術の話であって、
最初に向き合うべきものではない。
もちろん、技術は大切だ。
けれど、それはあとからでいい。

初めて出会う、その瞬間は一度きりだ。

最初に、作品と向き合うとき。
技術の話は、
まだ、いらない。

自分と、作品。
それだけでいい。

新しい音楽を聴くとき。
美術館に行くとき。
何でもいい。

新しいものに出会う、その瞬間を、
考える前に。

ただ、
感じる。

執筆者:飛蝗
SEO対策やウェブサイトの改善に取り組む一方で、社会や経済、環境、そしてマーケティングにまつわるコラムも日々書いています。どんなテーマであっても、私が一貫して大事にしているのは、目の前の現象ではなく、その背後にある「構造」を見つめることです。 数字が動いたとき、そこには必ず誰かの行動が隠れています。市場の変化が起きる前には、静かに価値観がシフトしているものです。社会問題や環境に関するニュースも、実は長い時間をかけた因果の連なりの中にあります。 私は、その静かな流れを読み取り、言葉に置き換えることで、「今、なぜこれが起きているのか」を考えるきっかけとなる場所をつくりたいと思っています。 SEOライティングやサイト改善についてのご相談は、X(@nengoro_com)までお気軽にどうぞ。
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